+医薬品卸とは？概要・仕事内容を解説+

医薬品卸とは？
概要
医薬品卸とは製薬会社・医療機器会社と医療機関の中間に立って、医薬品提供をサポートする仕事です。

製薬会社から医薬品を仕入れた後、物流センターで品質管理を行い、医療機関への配送・情報提供等を行います。

医薬品卸業界は薬剤師が活躍できる業界の1つです。調剤薬局・ドラッグストア・病院等とは異なり、消費者への対応は殆ど発生しません。

ですが中立の立場から医薬品の安全な提供・使用をサポートできるため、医薬品の供給や医療体制の強化に大きな役割を果たすことができます。


仕事内容
医薬品卸の主な仕事内容は「仕入れ」・「品質管理」・「受注」・「配送」・「販売」の5つがあります。

またどの仕事を主に行うかは、応募した求人や会社の状況によって変動します。


①仕入れ
製薬会社から医薬品を仕入れ、自社の物流センターに配送します。


②品質管理
配送された医薬品を物流センターにて仕分け、商品名・用量・使用期限・製造番号等で分類して保管します。

保管された医薬品は徹底した管理体制の元で一定期間保管されます。衛生環境・温度/湿度・変形/変色等に注意しながら、保管します。

特に麻酔薬・向精神薬・覚せい剤・毒薬・劇薬等は、他の医薬品よりも厳重な管理が求められます。


③受注
病院・薬局等から医薬品の注文を受け付けます。注文方法は電話・FAX・オンライン等があり、企業によって対応が異なります。


④配送
注文があった医薬品を対象の医療機関へ配送します。


⑤販売
医療機関の担当者に対して医薬品の成分や使用方法等を説明、販売を行います。


業界未経験でも医薬品卸への転職はできる？
業界未経験の方でも医薬品卸会社への転職は可能です。医薬品卸業界では薬剤師資格を有する方を優遇してくれる会社が多くあるため、条件を絞り込み過ぎなければ転職は十分可能です。

また医薬品卸会社では、メーカー問わずあらゆる種類の医薬品を取り扱える・医薬品に関する法律や診療報酬に詳しくなれる・土日休みの会社が多い等のメリットがあります。

そのため「メーカー関係なく、医薬品の知識を幅広く身に付けたい。」・「調剤薬局で働いてきたけど、次は土日休みの会社で働きたい。」等とお考えの方にピッタリと言えます。

但し応募条件や勤務条件は企業ごとに異なるため、応募前に内容を確認してから求人に応募しましょう。


まとめ
ここまで医薬品卸の概要・仕事内容・業界未経験でも転職できるか？についてご紹介しました。医薬品卸は製薬会社や病院・調剤薬局の中間に立って、医薬品供給をサポートする立場にあります。

医薬品卸会社の仕事内容は多岐に渡ります。どの仕事も大変重要で1つでも欠けてしまうと、医療機関に医薬品が行き渡らなくなってしまいます。

そのため医薬品卸に転職をお考えの方は、強い責任感と幅広い医薬品の専門知識を身に付ける必要があるのです。

ご参考になったら幸いです。


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