+2021年1月よりスタート!日本医師会休業補償制度とは?+
この記事では2021年1月より施行される日本医師会休業補償制度についてご紹介します。
(引用元:令和3年度「新型コロナウイルス感染症対応日本医師会休業補償制度」)
日本医師会休業補償制度とはどんな制度?
◆概要
日本医師会休業補償制度とは日本医師会に所属する医療機関で勤務する医療従事者が新型コロナウイルスに感染した場合の閉院・外来閉鎖時の休業補償を行う制度です。
こちらは個人・法人どちらも対象であり、休診日を含む連続7日以上の閉院・外来閉鎖があった施設が対象です。
また日本医師会休業補償制度は医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業の対象です。
◆補償条件・補償金額
日本医師会休業補償制度の補償金額は1施設ごとに100万円で、適用期間中1回のみ申請できます。
(複数の施設がある場合は施設ごとに利用可能。)
また補償金を受け取るには以下の3つの条件を全て満たす必要があります。
①コロナウイルスの感染または濃厚接触した職員がいること
②コロナウイルスの感染または濃厚接触による消毒作業を実施すること
③コロナウイルスの感染または濃厚接触による7日以上(休診日含む)の閉院・外来閉鎖があること
関連補償制度について
参考情報として、日本医師会休業補償制度より前に施行された2つの補償制度を併せてご紹介します。
◆COVID-19 JMAT保険
COVID-19 JMAT保険とはJMAT活動中に派遣された参加者の新型コロナウイルス感染に対する死亡・後遺障害・入通院の補償を行う制度です。
(※JMAT…日本医師会災害医療チームのこと)
利用できる補助制度は新型コロナウイルス感染症対策事業(感染防止のための取り組みに対する補助金)があります。
補償金額は死亡・後遺障害 5000万円、入院日額15,000円、通院日額10,000円となっています。
◆医療従事者支援制度
医療従事者支援制度とは医療従事者の新型コロナウイルス感染に対する休業・死亡の補償を行う制度です。
利用できる補助制度は新型コロナウイルス感染症対応医療機関労災給付上乗せ補償保険加入支援事業があります。
(※医療資格者のみ対象、労災給付の上乗せ補償保険の保険料の一部を補助する)
補償金額は4日以上の休業で20万円、死亡時は500万円となっています。
申込方法
日本医師会休業補償制度の利用は事前の申込が必要です。申込方法は以下になります。
日本医師会HPの申込専用ページにて手続きする⇒掛金(年間48,000円)を指定口座に振り込む⇒制度適用開始(毎月1日付開始)
また必要書類は以下の通りです。
・保険請求書(保険会社指定のもの)
・2019年度決算書類の写し(法人単位)or青色申告書の写し(個人事業主)
・消毒費用の領収書の写し
・感染/濃厚接触による7日以上(休診日含む)の閉院を証明する書類(発行元:都道府県医師会または郡市区医師会)
制度を活用して補助金を受け取ろう
ここまでで日本医師会休業補償制度についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
日本医師会休業補償制度は2020年12月より申込受付開始しており、いつ申込受付が終了してしまうか分かりません。
そのため申込に必要な書類は早めに用意しておき、スムーズに申込できるようにしておきましょう。
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