+【簡単解説】相談支援専門員とは?仕事内容も解説します+
相談支援専門員とは?
◆概要
相談支援専門員とは障害者の相談・支援を行い、障害者及びその家族と介護施設を繋ぐ立場にある仕事です。
障害者が適切な支援を受けられるようサポートする役割もあります。
相談支援専門員の資格は指定された実務要件と研修を受講することで、取得することができます。
現代では支援を希望している障害者が増えており、障害者の生活支援等が急務とされていることから、需要が多くある仕事です。
◆活躍場所
相談支援専門員は主に基幹相談支援センターや事業所にて勤務します。基幹相談支援センターや事業所は各地域に点在しています。
基幹相談支援センターとは各地域にある障害者向けの相談窓口であり、障害者の相談支援・地域移行等を行う施設です。
また基幹相談支援センターでは、病院・介護施設・学校等と連携して障害者のサポートも行います。
相談支援専門員の仕事内容
相談支援専門員の仕事内容は主に4つに分けられます。
◆計画相談支援
障害者が利用する福祉サービスの利用計画の作成を行います。利用計画作成時は障害者支援の内容説明、情報収集、関連機関との連携も行います。
また担当者会議や障害者のモニタリング等も業務に含まれます。
◆相談支援
障害者の福祉サービスや日常生活・社会生活における悩みのヒアリングを行います。計画相談支援は福祉サービスの利用計画に関する相談に対し、こちらは通常の相談支援となります。
主に障害者本人・ご家族・関係者からの相談に対応します。
◆地域移行支援
障害者支援施設や精神病院に入所・入院している方を対象にした、地域での生活に移行するための支援です。
具体的な支援内容は「住居の確保」・「外出同行」・「体験宿泊」・「支援計画の作成」があります。
他にも生活介護・就労移行支援等の障害福祉サービスの体験も可能です。
◆地域定着支援
障害者に生活上のトラブル等が生じた際の緊急訪問・相談を行います。対象者は主に以下の3つのいずれかに該当する方になります。
①1人暮らしの方
②家族と同居だが、家族の支援を受けるのが難しい方
③障害者支援施設や精神病院から退所・退院した方で、日常生活に不安がある方
具体的なサービス内容は「夜間職員の配置」・「障害者・家族との連絡体制の確立」・「自宅訪問」・「関係機関への連絡」・「一時滞在支援」等があります。
相談支援専門員はやりがいがある?必要な能力は?
相談支援専門員は専門性が高く、大変やりがいのある仕事と言えます。
また福祉に関する専門知識が求められると同時に、対応力や計画性が求められます。
◆豊富な専門知識
相談支援専門員は業務内容の関係上、障害者福祉に関する内容を勉強する必要があります。
特に法律は改定になる場合があるため、日頃から福祉関係のニュースはチェックしておく必要があります。
◆臨機応変な対応力
また相談支援では冷静且つ臨機応変に対応する能力が求められます。相談に来る方は性格もバラバラで、抱えている悩みも異なります。
時にはイレギュラーな対応を求められたり、クレーム等を受ける可能性もあります。
ですがどんな場面であっても、どのように対応すれば良いかを考えながら対応する必要があります。
◆計画力
相談支援専門員は担当の利用者を複数抱えつつ、業務を行います。
必要書類の作成、利用支援計画の作成、施設見学の同行、相談対応等、やるべき業務は多くあります。
そのため1日の中で優先順位を付ける、業務内容を明確にする等で、業務を遂行する必要性があります。
まとめ
ここでは相談支援専門員の特徴・仕事内容・求められる能力の3つをご紹介しました。
相談支援専門員は大変なことも多いですが、専門性が高い且つ需要が多くある仕事です。
現在介護職として働いている方のキャリアアップに繋げられる仕事でもあるため、検討してみてはいかがでしょうか。
ご参考になったら幸いです。
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