+介護職の看取り介護はつらい?+

介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム等で働いていると入居者が亡くなる場面が多くあり、看取り介護が発生します。

看取り介護とは入居者を看取るまでのケアや看取った後のケアを指しますが、「具体的に看取り介護はどのようなケアをするのか?」と気になる方もいることでしょう。

そこでこの記事では介護職での看取りについてご紹介します。


看取り介護とは?
◆概要
看取り介護とは臨終が近い入居者の方の緩和ケア・ご家族への精神的ケアを指します。別の言葉ではグリーフケアとも言います。

近い内に死を迎えるであろう入居者の精神的苦痛・身体的苦痛を少しでも和らげ、入居者本人の負担を減らすことを目的としています。

看取り介護を行うのは看取り介護加算が適用される介護施設であり、特別養護老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・グループホーム等が対象となります。


◆医療行為は実施しない
介護施設の看取り介護は臨終前の入居者の身体介助・介護ケアがメインであり、医療行為は実施しません。

関連のある言葉で医療機関での緩和ケアを意味する「ターミナルケア」がありますが、これは別物になります。


看取り介護の内容
◆ケア内容
介護施設で行われる看取り介護は主に5種類のケアを行います。


★①24時間体制での対応
死はいつ訪れるか分かりませんし、状態が良くても容態が急変する可能性も大いにあります。

そのため24時間体制で医療職スタッフや病院と連携して対応する必要があります。


★②本人・家族への説明、看取り介護への同意
利用者本人の死期が近いと判断された場合、看取り介護へと切り替えます。

看取り介護は利用者本人と家族の同意を得た上で実施します。


★③全体会議・介護計画の作成
医療スタッフや提携先の病院のスタッフ等と一緒に、本人が臨終直前まで幸せに生きるための介護支援・緩和ケアに関する話し合いを実施します。

看取り介護計画も定期的に見直しを行います。


★④個室・静養室の利用
看取り介護を行う際は完全個室・静養室を利用します。また室温、湿度、換気の調整も必要です。


看取り介護に関する研修
看取り介護を行うには事前に研修を受ける必要があり、研修内容は以下の内容があります。


・生きることの意味


・死ぬことの意味


・看取り介護の考え方


・利用者・ご家族とのコミュニケーション方法


・身体介助について


・夜間や緊急時の対応


看取り介護を実施する前に生きること・死ぬことの意味を理解し、正しい看取り介護の方法やコミュニケーション方法を覚える必要があります。

事前に研修を受けることで、利用者の状態や理想のライフスタイルに合わせた看取り介護を実施することができます。


看取り介護について理解を深めよう
ここまで看取り介護の概要・介護内容・研修についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

現在は人が最期を迎える場所の多くが病院ですが、最近は介護施設で最期を迎える方も増えています。

看取り介護は、入居者・ご家族双方の死に対する心身の負担や苦しみを少なくする重要な役割があるものとして、理解しておくべきでしょう。

この記事が参考になったら幸いです。


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