+介護施設ってどう違うの?種類・費用を分かりやすく解説!+
介護施設を種類別に解説
現在介護施設の利用を考えているけれど、色々種類があってよく分からない…と思っている方は多いかと思います。
介護施設の種類はいくつかあり、対応可能な介護レベル・サービス内容・費用も異なります。更に滞在するタイプか日帰りタイプという違いもあります。
そこでこの記事では介護施設の種類の違いについて、詳しくご紹介します!
民間施設
ここでは民間の会社が運営する介護施設についてご紹介します。
◆介護有料施設老人ホーム
介護有料施設老人ホームとは介護サービスを提供する有料老人ホームを指します。介護サービス全般を実施しており、主に介護専用型と混合型の2種類があります。
介護専用型は要介護認定を受けた方が対象で、混合型は様々な介護レベルの方が利用できます。
受け入れ可能な範囲は施設によって異なるため、事前に確認しましょう。
入居金の価格帯は0~580万円程度、月額利用料は約16万円~29万円程度が相場となっています。価格帯は幅広く、サービス内容や設備の充実度等で価格が大きく変動していきます。
◆住宅型有料老人ホーム
住宅型老人ホームは生活支援サービス(安否確認・食事提供等)を中心に提供する有料老人ホームで、介護レベル問わず利用できるのが特徴です。
介護サービスについては必要に応じて追加する場合もあれば、都度利用申請する場合もあります。
介護レベル関係なく介護サービスを用意している施設もあれば、介護レベルを絞ったサービスを提供している場合もあります。
入居金の価格帯は0~21万円程度、月額利用料は約10万円~17万円程度が相場となっています。
◆グループホーム
グループホームとは介護レベルが要支援2以上の認知症を発症した65歳以上の方を対象にした施設です。
こちらは住民票に記載された住所のエリア内の施設が利用でき、5人~9人程度の集団で共同生活を送ります。
施設には介護スタッフが常駐しており、スタッフは認知症の方に対応した介護技術・知識を兼ね備えています。
但し健康状態が著しく悪化し医療サービスを受ける必要が出た際は、施設を移動する場合もあります。そのため入居前に医療サービスの有無を確認しておきましょう。
入居金の価格帯は0~16万円程度、月額利用料は約10万円~14万円程度が相場となっています。
公的施設
◆特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームとは社会福祉法人や地方自治体が運営する介護施設で、要介護3以上の認定を受けた方が対象です。
入居者は生活支援や介護サービス全般を受けることができ、重度の認知症の方でも利用可能です。
但し医療ケアに関しては日中時間帯のみという施設も多く、夜間の医療ケアを行う施設は限られてきます。
部屋タイプはユニット型個室(10名前後の生活単位で区切った個室部屋)と従来型個室(生活単位で区切っていない個室部屋)・多床室(複数人で利用する共用部屋)があり、現在多いのはユニット型個室です。
入居金の価格は0円、月額利用料は約9万円~13万円程度が相場となっています。価格は部屋タイプや利用するサービス内容に応じて変化しますが、民間の老人ホームよりも価格が低めになっています。
◆介護老人保健施設
介護老人保健施設は退院後の在宅生活への復帰を目的とした一時滞在施設で、要介護1の認定を受けた方が対象です。
入居期間は比較的短期間となっており、他の介護施設と比較してリハビリサービスが充実しているのが特徴です。
入居金の価格帯は0円、月額利用料は約8万円~14万円程度が相場となっています。
◆介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は介護サービス・医療ケア・リハビリサービスを提供する施設で、要介護1の認定を受けた方が対象です。
他の介護施設と比較して医療機器・医療ケアサービスが充実しているのが特徴です。
入居金の価格帯は0円、月額利用料は約8万円~13万円程度が相場となっています。
◆自分に合った介護施設を選ぼう
ここまで介護施設のご紹介を行いましたがいかがでしたでしょうか。介護施設は対応可能な介護度や提供するサービスがそれぞれ異なり、1人1人最適な介護施設も異なります。
そのため自分の希望する介護ケアや生活スタイルに応じて、介護施設を選ぶとよいでしょう。
また事前にパンフレットやHPを確認するだけでなく、見学・体験入居もしておくことで入居後のギャップを減らすことができます。是非利用してみてください。
POINT
- 介護施設は民間施設と公的施設の2種類がある
- 介護施設ごとに介護レベルや提供するサービスが異なる
- 自分に合った介護施設を選ぶと適切なケアが受けられる