+【2021年度版】介護福祉士国家試験について解説します+
介護福祉士とは?
介護福祉士とは社会福祉士及び介護福祉士法に定められた職種の1つで、介護に関する専門知識・技術を一定以上持ち、且つ介護に関する指導を行う人を指します。
介護福祉士資格を取得するには、国家試験に合格する・介護福祉士養成施設を修了する必要があります。
試験概要・受験資格・受験申込の流れ
試験概要
介護福祉士国家試験は筆記試験・実技試験の2部構成となっており、両方とも合格基準点以上を取ることで合格できます。
(※受験ルートによっては実技試験免除の場合があります。)
筆記試験は午前と午後の2回に分けて実施され、それぞれ出題内容も異なります。試験時間は1時間50分と比較的長く、出題内容も広く網羅されています。
尚、視力の障害がある方・EPA介護福祉士候補者・外国人の方は、所定の手続きを行うことで通常の試験時間よりも長く試験時間が確保されます。
受験資格
介護福祉士国家試験を受験するには、下記の要件を満たす必要があります。
どのようなルートで受験するかによって、具体的な要件が異なります。
①介護福祉士養成施設(1年以上or2年以上)を修了している
②介護業務に3年以上従事しており、介護実務者研修or介護職員初任者研修・喀痰吸引等研修(第1号or第2号)を修了している
④福祉系の高等学校にて、必要科目を履修した上で卒業している
⑤特例高校(介護福祉士養成課程を設けている高等学校)を卒業して、卒業後翌日以降に介護業務に9か月以上従事している
⑥EPA(経済連携協定)にて、介護業務に3年以上従事している
(※EPA介護福祉士候補者の場合)
受験申込の流れ
介護福祉士国家試験を受験するには申込が必要になります。
受験申込の流れは下記になります。
・初めて受験する場合
①受験手引きを取り寄せる(公式HPまたは郵便はがき)
※EPA介護福祉士候補者の場合、EPA用の受験手引きを取り寄せる必要があります。
②受験申込書と必要書類(実務経験証明書等)を申込期間内に郵送する
・過去に受験申込をしている場合
過去に受験票を受け取っている、且つ確定済みの証明書を提出済みの場合は公式HPより受験申込ができます。
受験申込時は、メールアドレス・受験番号/受験回が分かる書類・顔写真データが必須になります。
また必要に応じて、別途書類が必要になる場合があります。
合格するためのポイント
介護福祉士国家試験はただ闇雲に勉強するだけでは合格できません。
合格するためのポイントをご紹介します。
①問題を解きながら覚える
ただ参考書を読んで内容を覚えるだけだと、内容を忘れてしまったり、試験形式が覚えられません。
そのためテキストとは別で過去問題集を用意して、「単元の内容を覚える⇒問題を解く⇒不正解箇所や頻出問題を重点的に覚える」を繰り返すと良いでしょう。
②自分が使いやすいと思える参考書を使う
介護福祉士国家試験は参考書がたくさん売られており、初めての方はどれを買ったら良いか分からないという方もいると思います。
そのため購入時に内容を確認してみて、解説が明確で自分が読んでて内容が入りやすい参考書を選ぶと良いでしょう。
③少しの時間だけでも問題を解く
介護福祉士国家試験を受験する方には、「仕事が忙しくて勉強時間を確保するのが難しい」・「体が疲れてて勉強が進まない」という方もいるのではないでしょうか。
まとまった時間を確保するのが難しい方は、通勤時間・仕事の休憩時間等を利用して勉強を進めると良いでしょう。
勿論、休日を利用して長めに勉強時間を確保するのもありです。
少しの時間でも良いので参考書を読む、問題を解くを習慣づけすることで試験勉強を進められます。
④外部の講座等を利用する
どうしても自力だけでは勉強が難しい、講座に通ってモチベーションを維持しながら勉強したいという場合は通信講座や外部の講座を利用するのも手段です。
講座によっては費用が発生しますが、試験の流れや問題を解くポイント等を詳しく教えてくれます。また万全に試験対策ができる・講師の方に質問できるというメリットがあります。
まとめ
介護福祉士国家試験の受験概要・合格のポイントについてご紹介しました。
介護福祉士国家試験を受験するには、必要書類を揃えて期日までに必ず手続きを進める必要があります。特に実務経験証明書は発行に時間を要する場合があるため、余裕を持って準備しましょう。
また試験勉強も少しの時間でも良いので勉強を進める、頻出単元や苦手単元を重点的に覚えることが重要です。
繰り返し勉強を進めることで内容の定着が図れます。
この記事が参考になったら幸いです。