+【簡単解説】サービス付き高齢者向け住宅とは?概要・仕事内容を解説します+
サービス付き高齢者向け住宅とは?
◆概要
サービス付き高齢者向け住宅とは、民間業者が運営するバリアフリー化された賃貸住宅のことです。
略称では「サ付き」や「サ高住」とも言います。
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の自分らしい生活を実現するためのシステム「地域包括ケアシステム」の一環として創設されたもので、高齢者の住まいを確保し、安定して生活するためのサービスです。
尚、入居対象者は60歳以上もしくは60歳未満の要介護認定を受けた高齢者となり、自身で身の回りのことができるのが前提になります。
◆種類
サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」・「介護型」の2種類があり、業務内容が異なります。
①一般型
「一般型」は1人暮らし・夫婦暮らしで、介護度が自立~軽介護と認定されている方が主な対象です。
介護サービスに関しては外部の介護サービス利用が必要なケースが多いですが、施設により異なります。
②介護型
「介護型」は厚生労働省指定の特定施設のことであり、「一般型」よりも介護度が高い方を対象にしています。
「介護型」のサービス付き高齢者向け住宅で働く場合は、介護サービス・生活支援も業務内容に含まれます。
仕事内容
サービス付き高齢者向け住宅の主な仕事内容は「安否確認」・「生活相談」の2つになります。
①安否確認
安否確認とは入居者が無事かどうかを確認することです。具体的にはナースコール対応・急変時対応等が挙げられます。
安否確認の方法は居室の巡回・センサーによるシステム見守り等があり、施設によっては緊急通報システムによる安否確認をするところもあります。
②生活相談
生活相談とは入居者の日常生活のサポートを行うことです。主に生活相談員が生活上の困ったことや体調悪化時の対応等を行います。
介護業務を行う施設もある
サービス付き高齢者向け住宅は施設によっては、食事介助・生活支援・医療サービス等を実施しています。
提供している介護サービスの範囲は施設によって異なるため、事前にきちんと確認する必要があります。
人員配置基準
サービス付き高齢者向け住宅の人員配置基準は以下の通りです。
①医療法人・社会福祉法人・指定居宅サービス事業に従事している者 1名以上
②医師・看護師・准看護師・介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員or介護職員初任者研修を修了している者 1名以上
サービス付き高齢者向け住宅の人員配置基準は他の介護施設よりも少なめになっています。
まとめ
ここまでサービス付き高齢者向け住宅の概要・種類・仕事内容・人員配置基準についてご紹介しました。
サービス付き高齢者向け住宅は自立して生活できる高齢者を対象にしているため、業務内容は安否確認・生活相談が中心、介護業務は少ないのが特徴です。
但し現在では高齢者の数が増えたことや万が一の事態に備えられるよう、介護度が高い方を対象にした施設や認知症対応を行う施設もあるため、仕事内容は事前に必ず確認しておきましょう。
参考になったら幸いです。
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